弾力性が高いと所得の増加に対して消費量の増加率が高い事を表す。
上級財:所得弾力性が0より大きい。(EM>0)
奢侈品:所得が増えると消費量がたくさん増える。(EM>1)
必需品:所得が増えても消費量はあまり増えない。(0<EM<1)
下級財:所得弾力性が0より小さい。(EM<0)
価格効果=全部効果=総合効果
価格効果=代替効果+所得効果(スルツキー分解)
実質所得:名目所得を財価格で除したもの。(財の購入可能数)
→所得が同じでも価格が下がれば実質所得は上昇する。
代替効果:損得勘定で考える。→価格の下落に応じて消費量を増やそう、と考える。
(言い換えると、2財のうちの1つの価格が下落するということは、もう一方の財が割高となり、割高の方の財を犠牲にすることで手に入る割安の財の数が増えるということ。)
所得効果:名目所得が増加するか、財価格が下落すると実質所得(購入可能数量)が増加する。
(予算制約線が右にシフトし、消費可能領域が広くなる。)
→予算制約線と同様に最適消費点も右にシフトする。(合理的個人は予算を全て使う)
Etc.ギッフェン財:下級財の中でも代替効果を所得効果が上回っている財。
(代替効果が逆に作用する財。価格が下落すると消費量が減る。)
弾力性が高いと価格の下落に対して消費量の増加率が高い事を表す。
需要の価格弾力性=-(需要量の変化率/価格の下落率)
労働Mと余暇Lのバランスについて。
M+L=24
経済学では余暇に価格が存在すると考える。
機会費用:余暇を選択したために得られなかった収入のこと。
※賃金率が増加すると機会費用も増加する。(休まずに働いた方が得と考える)
効用最大化:無差別曲線と予算制約線の接点。(無差別曲線の接線の傾き=予算制約線の傾き)→最適消費と同じ。
豊かでない家計の場合:代替効果が所得効果を上回る。
(賃金率の増加に伴い余暇を減らしてでも労働時間を増やしたいと考える。)
豊かな家計の場合:代替効果が所得効果を下回る。
(賃金率が増加しても余暇を減らしてまで労働時間を増やそうとは考えない。)
ある境界を超えると代替効果と所得効果が逆転し、労働時間が減っていく。
・異時点間最適消費
今期の消費=今期の所得-貯蓄
来期の消費=来期の所得-元利合計((1+利子率)×貯蓄))
効用最大化:無差別曲線と予算制約線の接点。(無差別曲線の接線の傾き=予算制約線の傾き)
(最適消費・最適労働供給と同じ)
貯蓄家計:今期の所得が今期の消費を上回っている。
借入家計:今期の消費が今期の所得を上回っている。
予算制約線の傾きが急になり、消費可能領域が変化する。
※利子率が増加すると機会費用も増加する。(消費せずに貯蓄した方が得)
豊かでない家計の場合:代替効果が所得効果を上回る。
(利子率の増加に伴い今期消費を減らしてでも貯蓄を増やしたいと考える。)
豊かな家計の場合:代替効果が所得効果を下回る。
(利子率が増加しても今期消費を減らしてまで貯蓄を増やそうとは考えない。)