売上高最大化仮説
ボーモルは、企業は利潤ではなく売上高を最大化するように行動していると指摘している。
・クールノー均衡:数量競争
相手の生産量を所与として、利潤最大化した生産量を互いに実現している状態。
・ベルトラン均衡:価格競争
相手の価格を所与として、利潤最大化した価格を互いに実現している状態。
屈折需要曲線
ある企業が価格を引き上げると、他社は追随しないため、大幅に需要が減少し、需要曲線が緩やかになる。
ある企業が価格を引き下げると、他社は追随するものの、それほど需要は増加しないので需要曲線は垂直下降した後、急になる。
・独占的競争市場(消費者生産者が多数存在そ、参入退出も自由だが、財の差別化が生じている)
→価格支配力がある競争市場。
短期均衡
長期均衡
・ゲーム理論
ゲーム:相互依存の状況。
・利得表
寡占のジレンマ(囚人のジレンマ)
支配戦略:相手企業が価格引き上げ、据え置きのどちらを選択しても勝てる状況。
パレート最適:相手の利得を下げることなく自分の利得を改善できる。
パレート改善的:お互いに利己的な行動をとると双方の利得が下がる。
↓
価格カルテルを結ぶことでパレート最適を目指そうとしても裏切りのリスクがあるため、実現は困難である。
(相手を裏切ると利得が最大化する状況にある。)
★アダム・スミスは個々の利得最大化を基準に経済活動をすべきとしているが、寡占のジレンマがこれを覆している。
・ミニマックス原理
互いが相手の裏切り(最悪のケース)を想定して行動するという考え方。
(肉を斬らせて骨を断とうとする、苦肉の策)
・市場の失敗
効率的資源配分の実現に失敗している。
市場の失敗→政府の介入→「政府の失敗」
公共財の定義(Ex:打ち上げ花火)
1.消費の競合性が無い(非競合性)
2.誰かの消費で誰かの限界便益が減らない(等量消費)
3.対価を払わない者を排除できない(非排除性)
公共財の最適供給条件(サミュエルソン条件)
フリーライダー問題