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不動産まめ知識

経済学

ミクロ経済学 「外部性・政府介入」

 

・外部性

技術的外部性:市場を経由することなく、ある経済主体が他の経済主体に与える影響

金銭的外部性:市場を経由して、ある経済主体が他の経済主体に与える影響

→金銭的外部性は資本経済において自己責任だが、技術的外部性は取引以前の問題であるので、政府の介入が加わる。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

★完全市場に政府が介入すると死荷重が発生し、余剰が減るが、外部不経済が発生している場合、政府介入は余剰を増やす。

 

・費用逓減産業(自然独占)

生産量が増えると平均費用が逓減する産業。(スケールメリットが生まれる産業)

Ex:電気ガス水道といったインフラ系。

→固定費用が巨額な産業は自然独占が発生しやるい。

(生産量が増加する程単位当たりの固定費用が減少するから。)

 

独占市場

★自然独占なので、政府は容認するが、価格規制という方法を取る。

 

限界費用価格形成原理

P=MCとなるように価格規制する→生産者余剰はゼロになり、赤字となる。

→政府から補助金を出す、あるいは二部料金制(基本料+従量料金)を取り入れる。

 

平均費用価格形成原理

P=ACとなるように価格規制する→死荷重が発生する(パレート最適でない)

→しかし赤字ではない為、補助金は不要となる。

★このような自然独占企業はコスト削減をせずとも赤字にはならない為、非効率性がどんどん高まっていく。(X非効率性問題)

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